monbus

アンティークジュエリー
小さな美の世界

2022.02.25

中世ヨーロッパの頃より、ゴールドスミス(金細工職人)やシルバースミス(銀細工職人)と呼ばれる職人達が
切磋琢磨し、磨き上げた技術で、大切に時間をかけて一つ一つジュエリーを製作していました。

当時は師匠から弟子へ技術を伝承し、守られていましたが
現在では国によって違いますが、国の国家資格として、企業のファクトリーで、技を後世に残せるよう
ゴールドスミスの育成に力が注がれています。

イギリスでは13-14世紀頃からジュエリーの品位を証明する刻印(ホールマーク)が用いられるようになりました。
金属の種類や純度、検査した貴金属検定所、製造メーカー(アッセイオフィスマーク)、製造された年(デートレター)などが分かり、歴史や文化の理解を深めるための重要な役割を担っています。
当店では今では貴重な1964年刊行の「English Goldsmiths and Their Marks」を主に確認をしています。

100年以上経った現代でも愛されるのは
質にこだわり
長い歴史と磨き上げられた伝統の技術で
一つ一つ大切に時間をかけて作られています。

そして精巧な細工やデザイン、天然石の輝きはもちろんですが
アンティークジュエリーが私たちの心をとらえて離さないのは
一つ一つに込められた物語を感じるからだと思います。

ヴィクトリア女王 胸元にはアルバート公から送られた「プリンス・アルバートブローチ」
ロイヤルコレクション蔵

作られた国や時代で様々なスタイルが生まれ
それによって、いつ、どこで作られたかが分かり
どこかの誰かが身につけ、いろいろな思いをのせて
後世の世界に受け継がれる
そんな歴史や文化の輝きを感じられるのも楽しみの一つではないでしょうか。

monbusではヨーロッパ中を巡りながら
美術品級の高価なものではなく
日々のファッションに合わせて、気軽に身につけられる
アンティーク・ヴィンテージジュエリーをご紹介しています。

オンラインストアにも順に更新していきます。
ぜひご覧くださいね。

yamada

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