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足元から楽しむ秋

2019.09.28

いよいよ、木々の葉が美しく色づく紅葉の季節が近づいてきましたね。
紅や黄色のコントラストを目で楽しみ、地面に広がる鮮やかな絨毯の上を歩いた音を耳で楽しむ。 肌寒い日には、焼いも片手にのんびりゆっくり散歩するのも、たまにはいいですね。
今日は、秋の装いにおすすめのブーツをご紹介させていただきます。

『Sanders』

サンダースは、1873年にイギリス・ノーザンプトンシャー州ラシュデンで設立された約135年の歴史を持つ英国靴の名門ブランド、靴の聖地ノーザンプトン最後の実力メーカーと言われています。
イギリス国防省(MOD)向けに供給されるレザーシューズ(UK製)のほとんどがサンダース製で、ファクトリーの約50%をその製造ラインとして割り当てています。その為、自社コレクションはノーザンプトンのメーカー同様にグットイヤーウエルト製法と天然素材を使用しても製造コストが抑えられ、コストパフォーマンスに優れた伝統的な「Made in England」のシューズを製造できるのが魅力です。

伝統的なグッドイヤーウエルト製法による老舗ならではの履き心地が魅力な“ミリタリーダービーブーツ”。 鳩目部分の形状が競馬のゲートに似ていることから、この形をイギリス・フランスなど主にヨーロッパ諸国ではダービーブーツと呼ぶそうです。

サンダースの特徴のひとつに頑丈さがあります。 頑強さが求められる軍用靴。中底・中物(コルク)・表底の三層からなる底構造は歩けば歩くほどに中底がその人独自の形にへこみ、専用のインソールを入れたように足に馴染んで行きます。造りの頑丈さ、馴染みの良さ、履き心地の安定感、そして重厚なデザインの味わいが魅力です。

アウトソールには英国製のコマンドソール。レザーソールに比べグリップ性・耐久性・耐水性に優れているので雨の日でも滑らずに安心して履く事ができます。 街歩きに優れているということでイギリス靴では定番で、わざわざこのタイプのソールに取り換える方もいるほどです。まさに、松本にぴったりのソールではないでしょうか。
長距離を歩いたり、毎日履いていると実感しますが、ソールの減りの遅さはこれまで履いてきたた革靴、スニーカーの中で群を抜いています。たとえソールが擦り減ってしまっても、グッドイヤーウェルト製法のこちらの革靴はソールを交換することが可能です。何度も靴底を交換出来るところがこの製法の利点です。

忘れてはいけない特徴、美しい光沢。サンダースで使用している”Polished Leather”は、キメが細かく上質なカーフレザー(仔牛)の表面に樹脂を薄く塗り、丁寧に磨き上げることで美しい光沢がうまれます。それにより、高い耐水性が得られているので、多少の雨であれば問題無く履くことができます。靴に限らずカバンや財布など革製品は水に濡らしてしまうと、シミになって変色したり、固くなったり、元の質感が失われてがっかりした経験のある方は多いのではないでしょうか。「雨の日は革靴を履きたいけれど履けない… 」という悩みを解決してくれます。

皮革の大きな特徴として、クリームを塗ったりといったお手入れがなんと不要。基本的なお手入れは、「少し水で濡らした布でさっと拭く」これだけです。お手入れ好きな方には物足りないと思いますが、逆にお手入れが面倒で革靴を敬遠していた方には、ぜひはいていただきたい革靴です。

“ミリタリーダービーブーツ”は、ビジネスでもカジュアルでも使用出来るという点が最大の魅力ではないでしょうか。イタリアのようなシャープなシルエットでも無く、アメリカのようなボリュームのある無骨なシルエットでも無い、まさにイギリス産のサンダース。そして、”ストレートチップ”こそフォーマルでもカジュアルでも使える万能靴に無くてはならないポイントですね。

『CATWORTH』
1970年代、英国ノーザンプトンで設立されたキャットワース。今では英国国内に僅か数人しかその技術を継承している者はいない、ダンスシューズのハンドラスターも2名在籍している由緒正しい老舗シューズブランドです。

その中でもバレエシューズは、一点一点丁寧に仕上げられており、エリザベス女王も後援者として名を連ねる英国発祥のダンスアカデミーから公認を受けるほど、高い評価を得ています。イギリスロイヤルバレエ団のオフィシャルシューズをも手がけるダンスシューズブランド。靴の名産地ノーザンプトンの自社工場で生産が行われています。

柔らかくしなやかな牛革で、イギリスの職人がひとつひとつ丁寧に仕上げたキャットワースのシューズは、足なじみ、履き心地の良い一足。シンプルで無駄のないデザインでありながら、上品な雰囲気が魅力です。足元がすっきりと軽やかな印象になり、パンツからスカートまで、ボトムスを選ばないところが足をとおしてみたくなりますね。カジュアルにはもちろん、ちょっとおしゃれをして行きたい場所にも履いていけるキレイなたたずまい。カラーはホワイトとブラックの2色。

ホワイトは、足元が明るくなり軽やかな印象に。ブラックは、一年を通してどんな服装にも馴染んでくれる定番色。汚れも気になりにくいので、気負わず履けるのも嬉しいポイントです。スニーカーのような感覚とブーツの上品さを合わせたようなレザーシューズをぜひお試しください。

レザーの柔らかい質感は、履くたびに足に馴染み、足元を優しい雰囲気に演出してくれます。ローヒールでシンプルなデザインですが、存在感があり上品で美しいシルエット。お気に入りのソックスと合わせて履いても爽やかな印象になりますね。スカートやワンピース、ワイドパンツに合わせてもカジュアル過ぎず、きまり過ぎないところが魅力です。もちろんデニムとの相性も良いので、靴のコーディネートに困った時に頼りになる一足となってくれそうです。

『 TRAVELSHOES』
2016年に旅をテーマにスタートした日本のシューズブランド。軽さや歩きやすさ、防水性などの旅行に適した機能と引き立つデザインを取り入れたシューズが特徴的です。

移動の多い旅先でも疲れにくく、美しいシルエットのブーツを探していた方も多いのではないでしょうか。低反発特殊ウレタンのインソールで歩きやすく、スニーカーと勘違いする程の楽な履き心地。
さらに、防水加工が施されているので水をしっかりはじき、空気もとおすので通気性を保ち、蒸れにくく快適に過ごせます。

世界地図がデザインされたアウトソールはビブラム社のICETRK。氷点下でもゴムが硬くならずに、グリップ力が低下しません。まさに、松本に最適の逸品。
普段使いから、ここぞという日までお使いいただける心強い一足です。
両面のサイドゴアが脱ぎ履きをスムーズにしてくれているのも嬉しいポイントですね。

美しいシルエットが印象的なプレーントゥタイプは、カジュアルなコーディネートはもちろん、ビジネスシーンでもお使いいただけます。
シューレースにはゴム紐が使われているので、スリッポンシューズのように紐をほどかずに脱ぎ履きができる優れもの。
パンツはもちろん、スカートとの相性も良く、シーンを選ばずで活躍してくれそうな一足です。

お気に入りのブーツで心を弾ませながら楽しくお出かけしたい秋。
ぜひ店頭でお試しください。

yaguchi

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