2019.09.13
皆様こんにちは、スタッフの矢口です。
ドイツにおける時計造りの歴史は250年以上も前にさかのぼり、その技術はスイスにも引けをとらない栄光の時代がありました。
1907年に創業したドイツ時計メーカー「Aristo社」。ドイツ人の誇りを忘れることなく、道具としての”時計”にこだわる時計師ハンスヨルグ・ヴォルマーは、一つ一つ手作業で使いやすく安定した精度で、安心して使用できる時計を作り続けています。現在でもドイツ・プフォルツハイムの”自社工場”で組み立てをしています。
その「Aristo社」が手がけるミリタリーウォッチが、『メッサーシュミット』。かの有名なドイツの空軍戦闘機(メッサーシュミット)の名を冠しています。ミリタリーウォッチの持つ無骨さの中にも品のある表情とドイツの物作り独特の機能美を感じることができます。
私自身、愛用しているメッサーシュミット。
フェイスが何とも言えない味のあるグレー、インデックスの雰囲気と、日付が見れる機能性から“この一本だ”と決めた時のことを思い出します。
当時、なかなかしっくりくる時計に出会えず、お気に入りの一本を探していた私の心が高揚したことは言うまでもありません。
デザインと機能性を兼ね備えたお気に入りの一本は、夏はナイロンベルト、冬はレザーベルトに衣替えしながら今も一緒に時と思い出を刻む大切な相棒です。
そんなメッサーシュミットのロゴを思いがけない場所で発見。なんと、愛知県のトヨタ博物館。多くのクラシックカーが並ぶ中に可愛くたたずむ1台のメッサーシュミット。
まるで戦闘機のコックピットをそのまま車にしたような小さくてかわいらしいデザイン。思わず写真におさめました!
ドイツの軍用機メーカーのメッサーシュミット社が生産したマイクロカーは、第二次大戦後の一時期、ヨーロッパの数ヶ国で復興期の庶民の足として活躍したそうです。
それでは、アリスト・メッサーシュミットの腕時計をご紹介させていただきます。
こちらは1970’s頃のデッドストックケースを使ったモデル。1969年に世界で初めてクオーツ時計が市販されましたが、
腕時計サイズまで小型化するのがとても難しく当時の価格は45万程だったようです。。。
クオーツ時計とわかるようにするため、文字盤の6時の上の“Q”の刻印が時代を感じさせますね。
バウハウスデザインのような無駄をそぎ落としたシンプルな機能美が際立つデザイン。
この独特のアラビアインデックスがお好きな方も多いのではないでしょうか。
オールハンドメイドにこだわり、安心のスイスムーブメント搭載。時間をしっかり確認できる視認性のいいアラビア数字で、程よい大きさが女性にもおすすめです。ユニセックスでお使いいただけるサイズです。
丸型の文字盤が多い中で、レアな長方形型の文字盤。こちらもデッドストックケースとなります。
ひと味違う雰囲気を楽しんでいただける一本ではないでしょうか。
こちらはアンティーク時計のような色気があります。もちろんビジネスシーンにもお使いいただけます。シャープな大人っぽい印象です。
こちらは意外と無かった少し小ぶりなクロノグラフ。日付けも入っているのでお仕事にも便利。女性にも身に付けていただきたいクロノです。
Silver925のデッドストックケースを使ったレアなモデル。
ベルトはリザードレザーを合わせクラシックな印象です。
上品で美しいだけでなく、光の反射を抑えて文字盤の視認性を高める役割をも持つギョーシェ彫りが施されています。
1970’s頃の文字盤を使用して作られており、落ち着いた色合いのオーストリッチベルトを合わせました。 ローマンインデックスがクラシックで大人っぽい印象に仕上がっています。手元を華やかに彩ってくれます。
道具としての時計。そこに、思い出や共に過ごした時が刻まれていくことで、自分にしかない一本へと成長していく過程こそ豊かな時間の流れなのかもしれません。
時間を確認する手段は腕時計以外にもある今だからこそ、
何気なく見たくなるようなお気に入りの一本をぜひ店頭で探してみて下さいね。
yaguchi