2018 冬 買い付け後記 前半

今回、初めて海外の買い付けに同行してまいりましたスタッフの中嶋です。
前半はアイルランド~スコットランドの展示会をまわり来年のニットのオーダーを。

来シーズンはmonbus的アランニット推しなのです。

それならば。と、やはりアランニットの聖地アラン諸島を訪れない訳にはいきません。
アラン諸島最大の島、イニシュモア島へフェリーで向かいました。

まさか今回一番の過酷がここにあるとはつゆ知らず。。。
フェリーは約45分だったのですが、そこは大西洋の荒波の海、ほぼ半分の時間は内蔵シェイク状態で
中嶋あえなく撃沈。島へたどり着いた頃にはすでにヘロヘロのヨレヨレでした。戦力ならず。

ものすごい強風の中、体に力が入らず全く前に進みません。。。
そんな私を置いてテルさんは、伝説のニッターさん探しにレンタサイクルで颯爽と島中を駆け回る事になるのですが。

私はというとカフェでしばらく紅茶カップを抱いていたものの、
このままでは最果ての地まで何をしにきたんだと思いムチ打って出発。
とりあえず古代ケルト人が築いたと言われるドン・エンガス遺跡を目指します。

ところどころに岩盤がむき出しとなっていて岩ばかりの大地。絶え間なく吹き抜ける海からの強風を遮るものはトレリス(石垣)のみで樹木さえ見当たらない。
ここに住む人がいる事がすごいな・・・と想いをはせる間もなく天候はくるくるとめまぐるしく移り変わります。
風が強くて雲がどんどん動くからなのですが、雨→あられ→晴れのち虹が5分置きにやって来る。
そして病み上がりに容赦ない凄まじい向かい風。

パンフレットには自転車で30分と書いてありましたが、ゆうに1時間は掛かったと思われます。
やっとレセプションらしき入り口にたどり着いたら、なんと、この島のニッターさんが編んだ本物のアランニットを、しっかり仕入れたテルさんが!!頼もしい限りです。

さらに島のすみずみまで駆け回るべく、きっちり仕事をこなすテルさんを見送り
私はドン・エンガス古代遺跡へ。せめて、フォト、撮ります!(渾身の)

もう、言葉になりません。。
崖のギリギリまで行ったのですが、ものすごい強風。本気で飛ばされて落っこちそう。
これは落ちても絶対に気付かれないパターンです。そして誰も助けに来てくれないと思います。

家族の安全と豊漁の願いを込めて編まれた、油抜きされていないナチュラルなウールのニットは、触れるとしっとり油脂分が感じられます。防水の機能を果たし、強風から体温が奪われないよう保温する、どっしりとした質感のセーター。アランニットは、命を守る想いを形にしたもの、でした。なんだかそれがストンと理解できた気がします。

さて、その後の買い付け後半はイギリスでのアンティークフェア巡りになります。
アラン諸島について詳しくは、後日「アランストーリー」を更新予定ですので楽しみにしていて下さい。

そして明日、10日(土)から今回買い付け分のヴィンテージジュエリーが店頭に並びます!
ONE&ONLYの逸品と、それにまつわる買い付けストーリーをご紹介していけたらと思います。
ぜひ遊びにいらしてくださいね。

nakajima