2017.03.31
ベルリンより電車で南に1時間ちょっとライプツィヒのアンティークマーケットに向かいます。
海外の電車は違う車両の移動が禁止だったり、席が決まっていたりいなかったり
いろいろなパターンがあるので、乗る前に注意しないといけないです。
しかし早速、まだ間に合うと言われたものの発車まで3分前のチケット!
乗る前に注意なんてしてる暇も無く、ホームまで大きいトランクを引きながら猛ダッシュ!!
とりあえず近くのドアに飛び乗ることに成功しました。
なんでいつもこうなるんでしょうか。。。
さぁ気を取り直して、アンティークマーケットの会場です!
早朝6時、真っ暗で何も見えない状態でもたくさんの人でした。ようやく朝日とともに全貌が明らかに。
マイナス7℃くらいの極寒の中、土も凍りつき、ほとんどスケートリンクの上での買い付け。
割れ物を持って転んでる方々も必死で買い付け品を守っていました。
さすがドイツ。インダストリアルな家具や照明も!持って帰りたいけど一人では不可能です。。
ズリ足で肩が外れそうな重量を両肩に抱え、なんとかホテルに戻って梱包出荷作業です。
買い付けはもちろん買って終わりではなく、一度ホテルですべて広げて
状態のチェック、プライス付け、通関作業用の商品写真を撮り、輸送中に破損しないようがっちり梱包します。 だいたい途中で疲れ切って寝てしまうんですけどね。
翌日出荷したら、またベルリンに戻り最後の国イギリスに移動。
帰りの電車は食堂車に陣取りビールを飲みながら優雅に移動。何か頼めばずっと座っていられるので、食堂車のある電車は急いで席を確保するのがおすすめ!
イギリスでは空港でレンタカーを借り、ひたすらアンティークマーケットを巡っていきます。
日本と同じ左走行、右ハンドルなので比較的運転しやすい国です。
郊外はほとんど信号もなく、高速道路もすべて無料でとても運転しやすいのですが、唯一日本に無いものが円形のラウンダバウトという交差点。 右からの車が優先で、途切れたら円の中に入場、左ウインカーを出しながら出ていくというシステムです。
私も慣れない頃はラウンダバウトの中でエンストを繰り返し、容赦ないクラクションを浴びせられ プスプスいわせながらゆっくりラウンダバウトから退場していました。。。
運転に必要なものは国際免許証と日本の免許証。
国際免許は最寄りの運転免許試験場で30分もあれば発行してもらえます。
基本的にはマニュアルなので、どうしてもオートマがという方は事前に予約しておいた方が安心です。
たくさんあるレンタカー会社は、大手の会社がおすすめ。
私はRentalcars.comで必要なサイズの車を、EuropcarやHearts、AVISなどの大手レンタカー会社から選びます。
やたら安さを売りにしているところは、空港から遠いところに営業所があったり
荷物を入れるトランク内にちょっと傷があっただけでペナルティを取られたり、トラブルになる可能性が高いです。
「今だけなんだけどオートマのベンツやアウディ安くするからどう?」なんてし言ってくることも多いですがビシッと断って下さい。はっきりと必要ないですと断らないと結構しつこい方もいます。
そして目的地までたどり着けるか不安な方もいると思いますが、今はカーナビがあれば問題ないです。 滅多に海外に行かない場合は事前にカーナビをオプションで付けて、操作は英語ですが日本のものとたいして変わらないので 住所や電話番号を入れれば最短距離をナビゲーションしてくれます。
何回も海外で車を乗る方は、ガーミンという元々アメリカの軍事用として開発されたカーナビを購入しておくと便利。
別売りの地図の入ったマイクロSDカードを入れ替えれば、全世界で使うことができます。
日本で購入しておけば、日本語でナビゲーションしてくれますしね。
あと保険は必ずフルインシュランスを付けた方がいいです。
パンクや窓ガラスのチップ、タイヤ交換の際のレスキュー隊費用などすべて追加費用なしで対応してくれます。 Rentalcars.comで予約の際にフルインシュランス付けた場合は、各レンタカー会社の窓口では断って下さい。 結構しつこく保険に入れと言ってきますが2重になってしまうので、借りるレンタカー会社の方が安心という方はRentalcars.comでは付けないようにして下さいね。
イギリスでの買い付けは順調に進んでいきました。
早朝、霧の中のアンティークマーケット
赤い琺瑯が目を引きます
メリーゴーランドの馬かな?こんなものまで売っています!
イギリスの朝食はもちろんフルイングリッシュブレックファースト。たくさん食べて買い付けに備えます。
そして買い付け最終日。
大量のアンティークを出荷するためヒースロー空港に向かいましたが、主要な高速道路がまさかの封鎖。
しばらく一般道で行こうとしましたが、1時間で10m程しか進まず、これはまずいと思い別の高速道路まで戻ることにしました。
30分後。。。
ババーン!!
人生初めてのスタック!!しかも誰も通らない農道です。
実際は泥だらけで冷や汗かきながら焦りまくって、同じところを行ったり来たりしていました。汗
そこにまさかの人が歩いてくるではないですか!
大平原の真ん中みたいなところで、車も通らない、ましてや徒歩でこれるところではないはずですが、、、まぁいいか
「ヘルプミー!!!!」
「ヘルプミー!!!!」
住所がありそうな場所ではないけど、「ここにレスキュー隊呼んだから、待ってて!」と林の中に消えていきました。。。
不思議で怪しい!けど神様かなぁ、
なんて考えながら、自力での脱出は不可能なので座っていたら
本当にピンポイントにここに向かってくる1台の車が~~~
見た目分かりにくいですが、前日の雨で沼のようにグシャグシャで歩くと足首までズボッと埋まってしまう状態でした
レスキュー隊のおじさんが泥まみれで脱出作戦!
「何でこんなところに入ったんだ!!」
「ワタシエイゴスコシシカワカリマセン」
「こんなの見ればまずいことぐらい分かるだろ!!」
「アイアムインナハリー、プリーズプリーズ」
2時間かけて文句を言われながらなんとか脱出成功です。
このレスキュー費用も保険で支払われました。(実体験に基づいています!笑)
ただ車内も外装も泥だらけで、清掃費用はしっかりと請求がきました。。。これはダメみたい。。。
時間は完全にアウトでしたが、出荷を済ませ、レンタカーを返し、ロンドンで最後の一日をゆっくりと過ごしました。
おしゃれな人で賑わうBRICK LANE
LABOUR AND WAITの地下にいる犬
カフェと床屋さんがくっついたBarber & Parlour
これからもいろいろな国に行き、新品からアンティークまで他にはない一品を探してご紹介していきたいと思います!!
<お知らせ>
・4月から新しいスタッフが入ります。
一人ではできなかったことに細かく手を入れ、より良い商品、より良いディスプレイ空間を作り上げ
商品や接客を通して、皆様の日々の生活が豊かになるよう
そして明日からの活力につながるような提案ができるよう努力してまいりたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
・4月下旬頃までにウェブショップも再開する予定です。
また詳細が決まり次第お知らせいたします。
・買い付けてきたアンティークはまだまだございますので、ぜひご覧にいらして下さいね!
店主