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2017/2月 アイルランド、フランス、ドイツ、イギリス買い付け後記 前編

2017.03.09

寒さも少しずつやわらぎ、春の気配を感じるようになってきましたね。

先日買い付けより戻りました。
今回も珍しいレアなものがたくさん見つかり、梱包をほどくのが本当に楽しい!
そして届いたヴィンテージ雑貨がお店に並びました。

お客様や近隣のお店の方々などとお話ししていると、これから海外に行くという方が結構いますので
今までの経験や失敗を踏まえ、個人旅行に役立つ情報と共に買い付けのお話をしていきたいと思います。

なにより、まずは往復の航空券を取らなくては始まりません。
どの国に入って、どの国から帰国してくるのか、旅程に合わせ各航空会社の見積もりを確認します。
たとえば今回私の東京発着メインの飛行機は、フィンエアーを使い行きは、東京-ロンドン経由-ダブリン(同じワンワールドグループのブリティッシュエアウェイズとの共同運行のため)帰りは、ロンドン-ヘルシンキ経由-東京です。
もしKLM(オランダ航空)でとると、アムステルダムを経由地としてダブリンに向かうことになります。

目的地の航空会社を使うと乗り換え無しの直行便がありますが、現在はどんどん減っていっています。。。
70年代にデビューしたジャンボジェット(ボーイング747型機)は、世界に「空の大量輸送時代」をもたらし、それこそ「格安航空券」を実現させた歴史的な機材です。しかし燃油代がとても高くなり、各航空会社も経費削減で燃費の悪いジャンボジェットは日本の航空会社から消えそして今では燃費のいい中型機をメインにし、直行便客のみでは席も埋まらないため、経由便客もかき集め、飛んでいるのが現状のようです。

次にヨーロッパ間の移動手段の手配です。
近い場合は電車やバスでいいですが、国をまたぐ場合は飛行機になると思います。
その中でも、日本でもお馴染みとなってきたLCC(ローコストエアライン)があります。
大手航空会社の半額以下でヨーロッパ間を移動でき、多くの航空会社から選ぶことができ、中でもたくさんの路線を飛んでいるのがイージージェットやライアンエアー。メイン空港ではなく郊外の小さい空港発着だったりするのでうまく使えば、目的地の近くの空港を使うことができます。今回はフランスのトゥールーズ-ドイツのベルリン間を預け荷物代込みで¥4,000弱くらいでした。

とても安い分、
ネットでチェックインを済ませ、必ずボーディングパスを印刷して持っていかなくてはいけない
荷物数量や重量は事前購入している分より少しでもオーバーしてはいけない
機内持ち込みの手荷物の重量やサイズも少しでもオーバーしてはいけない
ライアンエアーについては、必ずセキュリティチェック前、荷物預けカウンターでVISAチェックのスタンプを押してもらわないといけないなどの注意点があり、違反するとペナルティを払わされ、場合によっては絶対に飛行機に乗せてくれません。搭乗を拒否された場合は別のフライトを100ユーロほどで買い直さないといけないです。。。
とちょっと怖い感じがしますが、慣れてしまえばとても強い味方になってくれます。

 

まずやってきたのは、アイルランドで次の新品冬物のオーダーです。


カフェで朝食を食べてから、いざ展示会場へ!

 


7年ほど通っている展示会なので、顔なじみのメーカーさんもたくさんいてお話しも弾みます。
朝一の空いている時間帯に、色やサイズなど決めることがたくさんあるメーカーさんからオーダーしていきます。 昨年とても人気だった、「Francis Campelli」さんにはデザインを少し変更してもらったmonbus別注モデルや私が今まで出会った中で一番と思っているニット「EDMUND MCNULTY」さんにも展示会に出ていないモデルを作ってもらいました。
まだ先ですが出来上がりがとても楽しみ!!

いつもは2日かけて見ていますが、今回は南仏のモンペリエに行くため一日でオーダーを済ませます。

 


展示会後はPUBでお疲れ一杯は欠かせません

 

翌日、アイルランドの国営航空会社Aer Lingusでロンドンガトウィック空港経由、フランスのモンペリエに向かう予定が、良くある欠航。。。
ヨーロッパに着いて2日目で、もはやいつも通りですがトラブル発生です!!

Aer LingusからのLCC(イージージェット)への乗り継ぎというトリッキーな行程を組んでいたため、
代替え飛行機なんてあるわけがなく、空港のカウンターで沈黙のまま時間だけが過ぎていきます。。。

あまりにも憔悴していたのを見るに見かねたのか、「ちょっとこちらへ」と、
そしてゴールド会員などが使うプレミアムチケットカウンターのようなところで
あらゆる経路を調べてくれ、今日中に確実に目的地までいけるよう手配をしてくれました!!

1時間後の飛行機でフランス、リヨンへと飛び、そこからTGV(フランスの新幹線)で3時間の旅です。
たまたま隣に居合わせた音大の学生さんが、楽譜を見ながらエアピアノを始め
フランスの田舎の絵画のような風景を眺めながら、想像の演奏を聴き、
優雅な気持ちで鼻歌まじりにメールをチェックしたら
モンペリエの予約したホテルから「ダブルブッキングで部屋が確保できませんでした」と。。。つづく

 

次はお金について
日本から現地通貨を持っていく場合、どこで両替するのか?
空港、日本の銀行、チケット屋、現地両替屋などがありますが
現地両替屋は安いところを探すと最もレートがいいのですが、足を使って一軒一軒回って確認しないといけないため時間の限られた旅行には向きません。そうなると日本にいる間に両替をしておかなくてはいけないため、ずばりチケット屋がおすすめです。
例えばユーロに両替する場合、銀行は手数料を1ユーロにつき10円ほど上乗せされます。
1ユーロ=120円として10万円を両替すると手元にくるのは約770ユーロ。
両替するだけで約7600円程の手数料が取られてしまうんです。
それがチケット屋だと1ユーロにつき、5-8円ほどの手数料で両替できます。
私は海外出発前に新宿のチケットセンターをしらみつぶしに回りますが、
最も安いところで2円の手数料のところがありましたが、残念ながら行くたびに安いところが変わります。

と両替についていろいろ書きましたが
海外では現金以外にクレジットカードが最も重要です。
JCBはほぼ使えないのでVISAカードがいいです。
クレジットカードが使えないところはほぼ無いので、すべての支払いが済んでしまいます。
ネットでホテルやレンタカーの予約の際にも保証としてクレジットカードが必須、
そして両替についても実はキャッシング機能付きのクレジットカードがもっとも安いです。
多額の現金を持っているのは非常にリスクが高いですが、
たくさんある現地ATMで必要な分だけ現地通貨を引き出すことができます。
ポイントとしては、キャッシングは借金ですので利息がかかるため帰国後にカード会社に連絡してすぐに返済することです。
そうすれば、高い手数料を払うよりも安くすみます。
限度額は必ず確認して出発して下さい。

さらに海外旅行に行くときに気になる保険もクレジットカードで補えてしまいます。
カードによっては海外旅行の保険が自動的に付帯しているものがあり、
盗難や破損、病気や怪我などで病院にかかった場合は必須で、さらに航空機遅延費用などの費用を補ってくれるものがおすすめです。

中編は買い付けの続きと、ホテルはどうしているの?海外での運転は?に答えます

 


1930’s Patterned Dishes (FRANCE)

 


1940’s Peugeot Coffee Mill (FRANCE)

 


Early 1900’s Salt & Pepper (FRANCE)

 


Early 1900’s Cheese Pot (FRANCE)

 


Early 1900’s Ink Bottle (ENGLAND)

 


1930’s Permanent Calendar (ENGLAND)

 


Mid 1900’s Wooden Train (GERMANY)

 


1950’s Walter Bosse Pottery bear (GERMANY)

 


1960’s 9K Sapphire and Diamond Ring (ENGLAND)

 


1940’s OMEGA (SWITZERLAND)

 


1950’s 9K Coral and Diamond Ring (ENGLAND)

 


1960’s Brooch (ENGLAND)

 

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