monbus

欧州より届いた暖かなニットたち

2024.11.15

松本はずいぶん寒くなりました。

毎朝おきると外はつめたい空気でまっしろです。
何度寝かをくり返して 気合いでおふとんを出ています。はい、寒さがとても苦手なmacoです…

でも、冬の身支度はなんだか特別な気持ちがして好きなんです。
まだ夜の気配がのこった霧の中に起き、お湯を沸かすとたっぷりの湯気。近くの窓まで白くなります。北アルプスも寝坊がちなのか、なかなか朝には姿を見せず。

時間の感覚が曖昧になるような、不思議な気持ちのなかでそれでもこつこつ支度をして。
そろそろ家を出よう、というころ やっと山々もその顔をみせてくれます。ちょっと親近感。

つい数日前 冠雪のニュースがありましたが、アルプスの雪景色のどんなにきれいなことか、
信州ルーキーのわたしはとてもわくわくでいます。

今日は ヨーロッパの方々より集めた 表情ゆたかであたたかなニットたちをご紹介します。

“ERIBE”(エリべ)

スコットランド、メルローズにて華やかなフェアアイル柄ニットを編んでいるERIBE。

ファッションとしてのニットを楽しめるような「喜びを感じるニット」の考えのもと、
長持ちする上質さとともに かろやかな着心地、そして伝統にとらわれない
革新的な糸、柄、色選びを追求しています。

袖や裾に絞りのないニットカーディガン。華やかな柄の中には複雑な色の組み合わせで撚られた糸が見えて、さまざまなお洋服との合わせを考えたくなります。

“Athena Design”(アテナデザイン)

monbusのニットといえば、こちらを思い浮かべる方も多いでしょうか。

元はアイルランドの漁師さんの作業着として生まれたアランニット。寒さと強風きびしいアラン諸島の
海で身を守るため、防水性(当時は未脱脂の羊毛で編まれたそうです)・保温性が高いのが特徴です。

これらは全てアイルランド本島でおばあちゃんニッターさん達がひと目ひと目手編みで仕上げた、
本物のアランニットです。

見た目もずっしり、密度が高いです。

ごつごつ、と形容してもいいくらいの立体感。
手編みじゃないと出せない、これぞ本物!という感じです。

今年初登場はフェアアイル柄カーディガン。

何色もの糸からなる繊細な柄は雰囲気たっぷり。アイルランドの厳しい冬に脳内旅行してしまいます。

“Shetland Woolen Co.”(シェットランドウーレン)

スコットランドよりシェットランドウールはこちら。

とっても長いタートルネック、抜群にあたたかいです。首があたたかいことは重要です(冷え性談)。
途中で折り返さず、伸ばしたままくしゅっと着る、このルーズ感が個人的おすすめです!

専用の機械を用い、スコットランドの国花であるアザミのとげで生地を引っ掻くという、
非常にユニークな方法でこの表面の独特な風合いを出しているんです。

100% Pure New Woolで肌あたりもやさしく、また表面の起毛のおかげで毛玉ができても気になりにくい。神経質にならなくていい、手に取りやすさが日常づかいにうれしいです。

“Edmund McNulty Knitwear”(エドモンドマクナルティニットウェア)

アイルランド東部、ドロヘダから届いたこちらはドルマンスリーブニット。

このきれいなかたち!!思わずテンションが上がります。
1997年からつくり続けられる洗練された現代的なデザインのニットは、厳選した高品質な素材からなります。

こちらはとても希少なベビースーリーアルパカを使用。
繊維が非常に細くやわらかいので ちくちく感というよりむしろ、しっとりなめらかな肌ざわり。

袖の部分はぴたっとした見た目ですが びっくりするほど生地の伸びがよく、着ていて気持ちがいいです。
そして薄手でかなりすっきりした着用感なのに、とってもあたたかい!

なんでもアルパカの毛はストローのように中が空洞になっていて、そこにあたたかい空気をためこむことが
できるんだとか。「ウールの何倍もあたたかい」と言われることもあるほど軽量なのに高い保温性。

自然や長い年月を経て人がつくりだしたものって本当に多様でうつくしく、おもしろいです。

さて、ボリュームたっぷりでご紹介しましたが、店頭にはまだまだたくさんのニットが並んでいます!
どれもご家庭でお洗濯できたり お手入れも楽ちんな、じゃんじゃん着てほしいものばかり。

魅力的で上質なニットで、あたたかくおしゃれを楽しみましょう!

maco

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