monbus

New arrival from England

2021.10.23

皆様こんにちは。

暑さがいつまでも残る秋から一変、急な冷え込みに慌てて押し入れから毛布を引っ張り出してきました。
油断していた自転車の帰り道も寒くて寒くて・・・ああ、長野の冬が来るのだなあと実感。

寒さには身構えますが、箪笥で出番を待っていたニットをやっと着れるようになりました。
冬には冬の良さがあるので、春夏秋冬のはっきりした日本の気候が大好きです。


さて、今回は素敵な食器を紹介していきます。

先日イギリスより届いたビンテージの食器です。
直接買い付けに行きたいところですが、まだもう少しその道は険しく、少ないですがご覧下さい。


Portmerion(ポートメリオン)のTotem(トーテム)シリーズです。

Portmeirionは、陶器デザイナーのスーザン・ウィリアムズ・エリスとその夫よって、1960年に設立された陶磁器メーカーです。
このTotemは、1963年に設立者でもあるスーザンによってデザインされたシリーズ。円筒状のストンとしたフォルムに幾何学模様が施された、どこか温かみのあるデザインです。当時大ヒットしたシリーズで、他のメーカーが模倣するほどの人気ぶりでした。

今回再入荷したトーテムのコーヒーポット。
小人の帽子のような蓋、一般的なコーヒポットと比べ遥かに背が高く、すらりとしたそのボディを囲む幾何学模様。
おとぎ話に登場するような、どこか不思議な佇まいが目をひくデザインです。

こちらのコーヒーポット、実はフラワーベースとして使うのもおすすめです。
その背の高さが、お花や草木を入れるのにぴったり。
ベースカラーが落ち着いたブラウンなので、どんな植物とも相性が良く、お部屋を彩るインテリアにもなります。

WEDGEWOOD(ウェッジウッド)の中では珍しい、ICE ROSE(アイスローズ)のトリオです。
WEDGEWOODはご存知の通り、世界最大級の陶磁器メーカーの一つで、英国王室御用達ブランドです。
その歴史は古く、1759年に設立されました。

今回入荷したアイスローズはmonbusのセレクトでは珍しい、シンプルな花のデザインです。
儚いブルーの繊細なバラが、乳白色でなめらかな艶のボーンチャイナによく似合います。
1959年にデザインされたレアなシリーズです。

同じくWEDGWOOD(ウェッジウッド)のPennine(ペンニン)シリーズのトリオが再入荷しました。
お店でも人気のシリーズです。

Pennineは、1965年から1971年という短い期間だけ製造されていました。
WEDGWOODの数多いシリーズの中でもかなりユニークなデザイン。

Pennineはイギリス北部にある山脈の名称のようで、デザイナーのエリック・オーウェンは山脈の尾根をカップに表現したかったのではないかと言われています。
厚みがあり、土のぬくもりを感じさせるようなブラウンのデザインです。

こちらがとても貴重なリブデザイン。同じくWEDGWOOD(ウェッジウッド)です。

ウェッジウッドの歴史の本から、1908年頃に最初のデザインがされ、ちょうど100年前の1921年にジョン・グッドウィンがアメリカのデザイン特許を取ったことがわかります。

1970年代まで製造されたようですが、
エンボスがなく、もっとも古い刻印というところから、
おそらく1920年代後半に作られたものではないかと推測されます。

大変珍しいシリーズですが、コーヒーポットやクリーマー、シュガーポットもセットで手に入りました。
クリームがかった優しい色合いが温かみを感じる、上品でレトロなデザインです。

100年前のお茶会は、どんな雰囲気だったのかしら・・・と想像が膨らみます。

ヨーロッパの伝統と温かみを感じる食器を日常に取り入れて、
ティータイムを少しだけ特別な時間にしてみてはいかがでしょうか。

Konno


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