2019.08.31
ヨーロッパで買い付けたアイテムが、お店に届き、箱を開ける時のワクワクは、まさに宝箱を開けているような感覚になります。その中でも、特に楽しみにしているもののひとつ。そう、それはイギリスのビンテージカップ。
私が初めて買ったビンテージカップもイギリスのものでした。今でもそのカップと出会った時の気持ちや情景が浮かびます。もちろん、我が家で大活躍中。ほっとひと息つく時にかかせない相棒になっています。
monbusオープン当時から、お店の大切なラインナップとなっているビンテージカップ。今回はその中から”HORNSEA”をご紹介させていただきます。
1949年、イーストヨークシャーに設立。ホーンジーの魅力はその素材からくる温かさ、力強さ、そして現代にも受け入れられるモダンさを融合させているところではないでしょうか。デザインはユーモラスで個性的なものもありますが、その素朴さとやさしい表情は日本の食卓にもすんなり溶け込みます。イギリスのメーカーですが、北欧を意識したデザインが個性的で、2000年に解散した今でもその人気は高く当時の商品は希少でコレクタブルとなっています。
ホーンジーにはめずらしい爽やかな淡いブルーが特徴的なタペストリー。幾何学模様が描かれた美しいデザインと表面に微妙な凹凸がある独特な風合いが、やさしく魅力的な印象です。
ホーンジーの代表的なシリーズのひとつでもあるヘアルーム。落ち着いたカラーと、独特のデザインが見ているだけでも楽しくなるような雰囲気がありますね。
つやけしのレンガ色部分はさらさらとした質感で、何とも言えないさわり心地の良さ。 他のシリーズにくらべるとやや小ぶりなかわいらしさがあります。持ち手のデザインが特徴のシナモンは、イギリスの高級デパートHarrods(ハロッズ)のために製造されていたシリーズでもあります。
ブラウンと独特のグリーンの組み合わせ、丸みをおびた角のないデザインから柔らかさを感じます。 有名な文学家の名前が由来となっているブロンテです。
やさしい色使いとデザインのフルール。花柄が描かれている女性的なシリーズはホーンジーの中でも珍しく、ベストセラーの1つに数えられる人気シリーズです。
マットなブラウンにホワイトとブラックのラインがアクセントの落ち着いた雰囲気のコントラスト。ストーンウエアなので、 丈夫で割れにくいところが嬉しいポイントです。 1976年にロンドンのヴィクトリア・アンド・アルバート博物館で永久収蔵品に選ばれたという輝かしい経歴を持つシリーズです。
デザインの種類も多く、それぞれ個性的な魅力のあるHORNSEAのビンテージカップ。お気に入りのカップで過ごす至福のひと時は、豊かな時間の流れを感じさせてくれます。同じシリーズでそろえてもいいですし、すべて違うシリーズでそろえても、なぜか絵になるホーンジー。 お気に入りのカップに出会った時に、ひとつひとつ増やしていく楽しみもありますね。
yaguchi